綴虚堂の日々

ヲタの日常

岐阜小旅行(名和昆虫博物館、岐阜歴博「ちょっと昔の道具たち」展、長良川うかいミュージアム)

のんびりまったりするのが主目的の小旅行にいってきました。目的地は岐阜です。
で、ついでくらいの感覚で立ち寄った場所が思いのほか面白かったのです。

まずは、名和昆虫博物館
現存する日本最古の昆虫専門博物館『名和昆虫博物館』公式ホームページ 営業案内
大量の虫の標本と、数種類の虫の生体展示を行っています。蝶の研究が発端のところなので、蝶のコレクションが特に豊富です。
非常に歴史ある博物館で、建物自体も歴史的な建築物で素敵なんです。
展示の主な対象は子供だとは思うんですが、だからといって難易度を下げたりはせず、未来のガチ勢を養成する気満々といった雰囲気が感じられます。
2階にあるクイズコーナー、ヒントは書いてあるし、1階の展示品に答えがあったり同じ階に昆虫図鑑各種が置いてあったりするんですけど、本気で難易度が高いんですよ。
クイズ回答はしませんでしたが、真面目にやっても面白そうでした。
f:id:waterseed-crown:20190122121608j:plain
壁一面のモルフォ蝶は見ごたえがすごかった…。(このサイズが4パネルある)
パール系塗料みたいに、角度によって色合いが変わるの不思議です。
(とはいえ…標本だから「きれい」とか言えますが、大きさがものすごく大きいので、もしも実際に見たら悲鳴あげそうですw)

次に岐阜歴史博物館
岐阜市歴史博物館
ここ自体は何度か企画展を見にきています。
というか、刀剣鑑賞の沼に入ったきっかけは、ここで行われた徳美収蔵品展です。
今回の企画展は「ちょっと昔の道具たち」ということで、小学生の生活科対応ぽいやつです。確か去年も同じようなテーマが書いてあったような…。
展示物自体は、タイトル聞いて思いつくそのままなものがほとんどです。
なんだけど、展示室の使い方がすごかった。
普段はここ、ごく普通の展示室なんですよ。
それが、展示室内にレトロな教室や駄菓子屋の軒先、土間から続く居間とかが出来上がっているんです。
民俗資料館の常設室っていっても納得しちゃうくらいの状態で。
子供対象展示といっても、ここまで気合入っているとテンションあがっちゃいます。
ちなみにここ、2階の常設展示にはいつも刀が二口ほど出ているんですが、すごく見やすいです。そこまで光あててるようにも見えないのに刃文も肌もくっきり…さすが岐阜。
同じく常設展で、浮世絵をスタンプインクの4色刷りで簡易体験するコーナー、スタッフさんに勧められてやったんですけど、これはちょっと楽しいですw

名和昆虫博物館と岐阜歴史博物館は岐阜公園の中にあります。
今回行っていないんですが、ロープウェイで上ったところに岐阜城址と復興天守(他の城を参考に作られた模擬天守)があります。
信長の居城ですね。
一般に山の上にある城は銭湯拠点であって住む場所ではないのですが、この岐阜城では、山の上に信長と妻子が住んでいたという同時代記録があります。
天守の中は展示室になっています。私が初めて「焼けた刀」を見たのはここでした。

お昼は公園内の田楽屋さんでいただきました。さといも美味しい。
f:id:waterseed-crown:20190122121632j:plain

あと、長良川うかいミュージアムにも立ち寄りました。
長良川うかいミュージアム【公式サイト】
こっちはうかいに興味があればどうぞという感じかな…。
5月から10月の、実際にうかいが行われる期間のほうが面白いかもしれません。
ぎふ長良川鵜飼


今回、友達とおしゃべりするの目的の旅行ということで、普段とらないクラスのホテルでまったりしてみました。
岐阜グランドホテルを名鉄の女子旅プラン。
一泊二食と名鉄の二日間フリー券がついて14400円、というやつです。
夕食は和・洋・中から選べます。
このクラスのホテルでこのお値段だし、ごはんの詳細書いてないから簡易メニューかなと思っていたら洋はフレンチのフルコースでした。
(メインの食材的は多分原価低めのあたりではあるんですが、普段食べられないおいしいものであることは変わらない…!)
朝食のバイキングも品数多いし、目の前で焼いてもらえるオムレツってちょっとテンション上がりません…?
プランに書いてあったより早くチェックアウト時間を知らせる内線がかかってきたのは手違いなのかな?とはいえ出ようとしてたところだったので特に問題はなかったのですけど


岐阜から帰ってくる前に、岐阜駅の敷島珈琲店に立ち寄ったのですけど、イチゴのフレンチトースト大変おいしゅうございました。
f:id:waterseed-crown:20190122121726j:plain