綴虚堂の日々

ヲタの日常

疑惑のチャンピオン

この記事は、以前管理していた自転車ブログからの移動です。
元記事公開:2016/8/14

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実は公開されて間もないころに見に行ったのでちょっと記憶が遠くなりかけていますが、備忘録代わりに。


疑惑のチャンピオンを見てきました。(原題:THE PROGRAM)
本作は、ツール7連覇を成し遂げながらも、ドーピングにより、すべての記録抹消・競技からの永久追放を受けた男、ランス・アームストロングを扱ったノンフィクション映画です。
以前見たパンターニと同じ時期の選手ですね。
waterseed-days.hatenablog.com


正直なところ、海外レースの観戦までは手を出していないので、選手名は知っていても実際どんな選手だったのかとかいう前提知識はほぼあい状態での視聴でした。

最初、その時点で(地域で?)は使うことに問題のない薬物の購入にすら躊躇していたところから、ドーピングを使用した身体強化プログラムを行いだし、深みにはまっていく姿は恐ろしかったです。
「検出されていないのだから潔白だ」と鏡の前で繰り返してインタビューに備える姿、自身に不利な証言をした相手への冷酷さ…

正直なところ、ドーピング禁止となっている時代なら検査されているだろうに、どうやってすりぬけていたんだろうとずっと不思議に思っていたのですが、映画を見て納得しました。
チームぐるみでの隠ぺい工作やら、採血前の輸血やら…
思っていた以上に大規模にドーピングが行われていたのですね。

見応えのある映画でした。
レースを追いかけてた方ならプラスアルファで楽しめる部分もあるのかもしれませんね。
ただ、性質上、手術の場面やら注射・点滴の場面が多数出てきますので、そういうのが苦手な人は避けたほうがいいかも。