綴虚堂の日々

ヲタの日常

第二回刀剣自由研究展の総括

刀剣×情報系の同人誌Webオンリーイベントというのをこれまで二回主催させてもらいました。

一回目は2020/6/7 エアブーCITYFES内プチオンリーとして開催しました。
参加サークル13サークル、申し込み期間終了後にイベントに気づいた方々がいらしたので飛び入りのタグ参加を認め、飛び入り参加3名。
そのときの様子は、twitter検索で検索条件「#刀剣自由研究展 since:2020-06-07 until:2020-06-15」を設定するとみることができます。
#刀剣自由研究展 since:2020-06-07 until:2020-06-15 - Twitter Search

このとき、本は感覚としてものすごく出ました。
主催のところは、Webイベント+イベント二回分として用意していた在庫がほぼなくなりましたし、他の方々からも「即売会と同等かそれ以上に売れた」というような言葉をいただきました。
初めて本を出した方々が、テキスト系で初めて本を出すならこのくらいだよねという程度の量を用意し、イベント前の告知で在庫が消し飛ぶなどということもありました。

同時に、第一回のときには課題もいくつか見えてきました。
まず、エアブー利用だと、実際のアクセス数がわからない。
そろそろ各種システムが有料化というところで、過去の実績がわからないと、参加してもらいづらいじゃないですか。

そして、どれかを面白いと思った人が他の情報にたどりつきづらかったこと。
参加者それぞれが情報を呟いて、それを他の参加者皆でRTするという形で回したので、個別の本の情報はあちこち届いたと思うのですが、そこから別の本にたどり着くのがしづらい状況だったなと。


ということで、今回はイベントシステムとしてpictSQUAREを利用し、ブログを使ったアイテムリストを併用する形をとりました。
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このアイテムリストは、参加者から申請があったものを登録する形です。8割方の参加者様にご登録いただけたかたと思います。
アイテムリストに登録した総数は46件となりました。
アイテムリストの中身は、追加時にtwitterでつぶやいた他、イベント前日には登録のあった同人誌(無配・グッズ除く)を15分ごとに呟くという宣伝を行いました。
twitterの様子は検索条件「#刀剣自由研究展 since:2020-12-12 until:2020-12-15」でご確認いただけます。
#刀剣自由研究展 since:2020-12-12 until:2020-12-15 - Twitter Search

pictSQUAREでは、サークル配置はそのままだと上から登録順に配置されていくのですが、実際にアバターを使って会場に入るときには画面の下からとなります。
利用しづらいため、画面下のほうにスペースを寄せて配置しました。
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そして比較的直前になって、主催サークルは追加スペースが申し込めるようにシステムが変わりました。
ということで、他と離れたところにインフォメーションブースを設置し、サークル名と申込時に書いてもらった概要のリストや、ブログのアイテムリスト、とらのあなの特設ページ等へのリンクとアンケートへのリンクを設置しました。
サークル参加者の方々が配置を名前に入れ出してから気づいたのでこの場所でしたが、次にやるときには入口となりのスペースにおいたほうが親切そうです。
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今回、サークル参加費用は無料だったため、無配のみの方にもお越しいただきました。
スペース数は24+1(本部スペース)となりました。
まず、pictSQUAREの利用者総数は262、スペース設置のあった25名を除き、一般参加の総数は237名でした。

今回は、とらのあなの支援を依頼しました。
とらのあな委託サークル6サークル、13冊が対象です。
とらのあなの特設ページ公開のタイミングでイベント用twitterのフォローが増えましたので、こちらからの流入もある程度あったものと思われます。

アイテムリストについては、事前のチェック(そしてあわよくば事前購入)と、翌日以降にイベントに気づいた方が多少なりとも楽しめるようにという意図だったのですが、予想に反して当日のアクセスが一番多かったです。
前々日まではせいぜい200ビュー、前日750ビューあったのが、当日2390ビューとなりました。翌日は375、翌々日以降は80程度です。
googleアナリティクスで確認すると、当日のユニークユーザ数は295でした。

twitterで、どこから本等をゲットしたかアンケートしたところ、ピクスク内、アイテムリスト、twitterタグが若干の差がつきつつも20%~30%くらいずつだったので、上記は多少重複するユーザもいるでしょうけれど、上記は重複するユーザもいるでしょうが、独立したユーザもある程度いると思われます。
そして共通タグつくってつぶやくのも宣伝としてちゃんと有効そうです。

サークル参加/一般参加の区別を問わずに、エアブーとピクスクどちらがよいかというアンケートもとりました。
ピクスクだと一般利用にも会員登録が必要なので、そこで使いづらさがでないかと思ったためです。
けれど結果、比率だけなら圧倒的にピクスク優勢となりました。


が、実はここで問題も。
他に記述式のアンケートを用意したのですが、そちらでは、ピクスクのシステムがどうにもだめだという方々が複数いらっしゃったのです。
「使いづらい」ではなく「使えない」
上手く申込ができないだとか、マップ移動で気持ち悪くなってしまうだとか。
複数回開催する場合、他のシステムを組み合わせる回を用意するだとか、今回のようにアイテムリストを併用するだとかしたほうが親切なのかなとも思いました。
(一般入場無料のとき&参加者にはあくまでイベントシステムで参加費を払ってもらうという前提で。)

今回、ピクスクのデフォルト通り0:00-23:50という時間帯での実施だったのですが、アンケートに、当日終了間際にイベントに気づいたという方が複数いらっしゃいました。
つまりは、夜にみんながもりあがったものを、就寝前に見て気づいたという形ですよね。
これについては、次回開催以降は開催時刻を遅めにするのもありかなと思っています。
深夜0時にスタートしたところで、大抵の人はあいさつと本命チェックして一旦寝て、それからまた動き出す形になるわけなので。

今回、不足した部分として複数あがってきたのがコミュニケーション系の課題です。
コミュニケーション系の企画があってもよかったのではとか、イベントといっても本当に本を買うだけの場という印象だったとか
……はい。実は意図的に切り落としました。なので「そのとおりですごめんなさい」です。
共通タグがなく、普段大量の作品に埋もれちゃうようなジャンルですので、まず本を買いやすくすることだけに今回注力しておりました。
コアタイム的なものを設けても、当日私が出られるかわからなかったというのもあります。(主催がほったらかしはちょっとよろしくないかなって)
ただ、情報系って長文上等ジャンルで、長文入力の困難なシステムでのコミュニケーションってどこまでできるんだというのはちょっと悩ましく…
ちなみにこれは、噴水の真上でチャット欄を押下したときの画面。
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まあ、なんとなくわちゃっとするだけでよいのであれば、次にピクスクで開催するときにはコミュニケーションタイム等設けてみたいと思います。
あと、事前にサークル側にアンケートを行うとか、パネルディスカッション的なものという案もでてきましたので、可能そうな形を検討させていただきます。

そして他に、もっといろんなサークルがいたらいいなという意見をもらいました。
……発表済作品だけの人も来てっていったのにあんまり集まってくれないからぁ (T∩T).
ちょっと今後、無料で参加できる刀剣の情報系再掲祭りとか企画してみたいと思います。その時はWeb公開済の情報系作品がある方々ぜひご参加いただきたく。
(他のご意見各種も見ております。ありがとうございます)