綴虚堂の日々

ヲタの日常

とらのあなWebオンリー支援をメインとしたWebイベント開催所感(2023/9/9刀剣自由研究展のふりかえり)

2023/9/9開催の刀剣×情報系Webイベント「刀剣自由研究展」の開催所感でございます。

企画の概要

今回の開催では、以下を併用しました。
とらのあなWebオンリー支援機能(サークル参加型)
・boothタグ「刀剣自由研究展」※前回以前から継続
・X(Twitter)タグ #刀剣自由研究展

また、広報兼交流企画として、以下を行いました。
・X(Twitter)スペースによる音声通話(調査勢以外はマシュマロ投稿で加わっていただく形)

今回、とらのあなWebオンリー支援機能にご登録いただいたサークルは16、登録いただいた作品は、お品書きを除いて50点です。
なお、他にX(Twitter)でのみ作品をご紹介いただいた方も複数いらっしゃいます。ありがとうございます。

今回の日程では元々、ピクスクをメインシステム、とらのあなWebオンリー支援機能をアイテムリストとする運用の予定でおりました。
アイテムリストは、初期ピクスクがすぐダウンしていたので、万一ダウンしてもイベント継続できるようにと手動追加していたものを、主催の作業負荷軽減のためにとらのあなWebオンリー支援機能使用へ変更したものです。
手動アイテムリストを使用していた頃の様子はこんなふうです。
手動アイテムリストは大変効果的だったのですが、主催の作業負担も大変大きなものでございました。
初期のとらのあなWebオンリー支援機能はとらのあな委託品しか使えなかったのですが、途中から他で有償頒布するものも登録できるようになり、主催がアイテムリストの完成形として想定していたものの90%は実現可能であるため、そちらに移行した次第です。
(表示順がとら委託品→無配→他システムで頒布するもの、になってしまいますが、そこはとらさんのシステムであるから致し方なし)

よそから見に来る方もいらっしゃるかもしれないので、まずは当企画の概要を。
母体ジャンルは刀剣乱舞、あるいは一時創作(評論・情報)。ただし刀剣乱舞以外の刀剣系作品についてもOKとしています。
刀剣そのものの調査本や、刀剣旅・体験のレポ、キャラクターが何か(レシピでもtipsでも難しいお勉強でも)を紹介する本、作中要素を深堀り/分析/解説した本などを第一の対象としています。
メインターゲットは、刀剣乱舞ファン層のうち、このあたりに興味を持つ方です。
カップリング本と違って、これといった検索ワードがないので、普段は本が検索しづらいというのがジャンル特性として存在します。
また、普段は二次創作を主体に活動しつつ、その過程で得た体験/情報をまとめて渾身の一冊を作り、また元々の活動に戻る方も多くいらっしゃいます。
そのため、既に発行した本を持って集まってもらい、探しやすくしたいというのが、当企画の主目的です。
元々は発行者本人が直接発信できる範囲までしか届かなかったものも、多くの発行者が集まって告知することで、他の発行者のフォロワーにも作品を届けることができるようになるわけです。
派生として、刀剣モチーフ、周辺物品モチーフや、周辺技術での作成品、刀剣にかかわる体験(鑑賞や刀剣遠征)のときに使用できる物品等も対象としています。


今回の開催で、代替となるWebイベントシステムを使用しなかった理由はいくつかあります。
過去に、新たなWebオンリーシステムが登場したときの無料期間にのっかって他のシステムを試したものの、不慣れなシステムではサークル参加者が伸びなかったこと。
前回の時点で手作業でのアイテムリスト公開からとらのあなWebオンリー支援機能(サークル参加型)に移行しており、操作に問題のない参加者が複数いるのがわかっていること。
ピクスクを利用していても、交流にピクスク内のチャットでは不足があり、会場内では買い物をするだけの参加者が多かったこと。
この判断時点では、多くのユーザが流れる新たなシステムがどこになるのか判断がつきにくかったこと。

そういった理由から、元々更に次の開催時には、試しにとらのあなWebオンリー支援機能をメインとしての開催を行うつもりであったというのもあります。
普段から作品を一覧表示できるような、たとえばカップリングオンリー等だととらさんの機能を軸にした開催は物足りないと思いますが、探しやすくすることを第一目的とする企画であれば、選択肢としてありだと思います。
たとえばうちと同じように「何か」特化タイプの情報本のところとか、二次創作ならいわゆる「添え〇〇」(メインカップリング成立のお手伝いをする〇〇が好き)とか。
活動のメインでなくサブとして作る方が多い分野だと、無料で利用できるというのは大きなメリットですし。

今回の開催所感

主催の頒布状況(既刊のみ)は、過去の刀剣自由研究展開催時よりは少なく、何もしないよりは多い(リアルイベント参加時と同等程度ではある)という状況でした。
開催後のアンケートでは、おそらく初参加かしらという方から、リアルイベントと同等程度出た旨いただいております。

Twitterスペースについては、今回も開催中にフォロワーがだいぶ増えました。
広報手段兼、交流手段として今後も開催していきたいと思います。
また、今回は、調査に役立つあれこれについての話があがり、流れてしまうともったいないということで、開催後にWebオンリー企画サイト内にリンク集を作成いたしました。
なお企画アカウントのフォロワー数は、前回開催後の時点で1030程度、今回イベント終了時点で1160程度です。

ただ、情報の拡散については、過去開催時に比べて今一つという体感があります。
とらのあなWebオンリーの会場が利用できるようになったタイミングで行ったツイートについては、土日の二日間でRT数85、リンククリック数279となりました。
もちろん他の入り口もあるわけですが、それにしても少し寂しい拡散状況かなと思います。
ちょうどこの前後により、X(Twitter)のタイムラインが間引かれている、という話も多数回ってきましたので、その影響も大きいのかと思います。
インプレッション数の値を見ながらあれこれしておりましたが、少し前に「一日三回告知せよ」と回ってきたのは本当にその通りだなと思います。
(本当にやるのは大変ですが、そのくらいしないと届かない、という意味で)
少なくともメインURLを出すタイミングで、拡散を促す文言や、現X(Twitter)のアルゴリズム上該当ツイートが優先されるような行動(イイネ/コメント)を促す文言を添えるべきだったかと考えています。

また、イベントの開催という意味ではとらさんのシステムでも事足りるのですが、それを届けるという部分では、Webイベントシステムからの流入もあったほうがよかったのかなと改めて思ったり。
少なくとも女性向けジャンルは、かなりの勢いでピクリエに流れているように見受けられますので、毎回ではないにしても併用するスタイルも今後検討したいですね。

とはいえ、無料で登録できるアイテムリストだから気軽に出展者を呼べるという部分もあるので、「アイテムリストの利用について、有償頒布品一点のみの方、および無配/展示のみの方はイベントシステムの利用任意」とかいう運用にするのもありかなと思います。はじめて一冊だけだす人、過去に出したものの在庫がちょこっとだけ残っている人にも来てもらうためでございます。
メインジャンルとして参加するならWebイベントシステムの利用料はお安いですが、ついでジャンルとしてだと悩ましいことがありますからね。

次回以降に向けてのあれこれ(アンケート結果を踏まえて)

今回終了後にアンケートを行いましたが、数字で集計するほどの回答数は得られておりません。そのため、ご要望の検討の形で利用させていただきます。ありがとうございます。

とらのあなWebオンリー支援機能とX(Twitter)、boothを併用した形式については、アンケート結果を見たところ、ご利用いただいた皆様特に不足はないようでした。
むしろ、ピクスクの店舗形式より便利だというお声もいただいております。
ですので、メインの方式については今後もこのままで行いたいと思います。
とはいえたまには、イベントシステムからの流入を期待して、何かしらのシステムを併用することも考えております。

X(Twitter)のタグが検索しづらく、主催のリポスト(リツイート)頼りであったというご意見いただきました。
確かに今回、シャドウバンされていた出展者もおり、検索に難のある状態でした。
拡散は次回以降も同様に行いますが、それと別途、イベント期間から一定期間で削除する前提で、min.tあるいはtogetterの「リンクを知っている人のみ」の区分で集めてもよいかもと思っております。※今は、togetterで使用されたツイートについて、まとめ作成者だけでなく、本人が削除可能であるようです

全体スケジュールの画像がX(Twitter)上でほしいとのご意見いただきました。
ごもっともです。ピクスクのメイン会場(土曜朝~日曜朝)+とらのあな(こちらのほうが長期間に設定してあった)の形式から今の形に変更した時点で出せばよかったですね。
今回の反省点で、拡散やコメント、イイネを促す文言も出すべきだったというのもあるので、合わせて対応したいと思います。

スペースで、他の方のお話も聞いてみたいというご意見、ありがとうございます。
冒頭をお聞きの方はご存じの通り、あのスペースは何の事前ネゴもなく始まっております。
話があまり無軌道にならないように、調査方面でお見掛けした方(刀剣自由研究展に参加したことのある方+御刀萬語に参加したことのある方)を中心にスピーカー権限を投げているため、似たような面子になりやすいところはあります。中にはお話に混ざるのが難しい環境がありますし。
(見かけたことがある方に、とにかく権限を投げて、OKな人だけ入ってきてくれる、という流れです)
きっちり調整しての開催は私の手に余るので、ここは他の方々に期待してみます。
調査勢の皆様、もしきっちりコーディネートしてのスペース開催するとき、企画アカウントからの流入があったほうがよければお知らせください。

リポスト(リツイート)が多いという意見を頂戴しましたが、Webイベントアカウントはイベント時に発信・拡散を行うためにあるものです。
むしろ現状のX(Twitter)仕様上、次回以降は発信をさらに増やさねばという状況です。
多いと感じるようであれば、企画アカウントについてリポスト(リツイート)非表示機能を使用する、リストに追加してそちらから参照するなどの対応をお願いいたします。
こちらでは、イベント期間中は発信・拡散共に多くなるという注意書きの記載のみ対応いたします。

おすすめ書籍リストについて、データベース案内などに添えて欲しいというご要望、対応いたしました

コロナ落ち着いたらリアルで読書会したい、というご意見。
それ絶対楽しい!でも私たぶんそこまで手が回らない!
ということで、どなたか計画が立ちましたらお知らせください。拡散ご協力いたします。
あと、リアルイベントでのプチオンリーも、私の手には余るので、どなたか計画する方がいらっしゃいましたら可能な範囲で協力いたします。
情報のハブになる人間は複数いたほうがいいですし。

とらさんのページが便利だからイベント後も見たいというご意見。
あれ、便利ですよね。開催期間終わったら閉じられるのかと思いきや、まだ見れるので、いつくらいまで見れるのかしらと思っております。
(以前に使ったときは、期間が終わったら早々に閉じられてしまっていたような気がしたのですが……気のせいだったのかな?)
あまり長期間掲載だと逆にためらわれるサークルさんもあるかと思いますので、次回も「メイン開催期間よりはもう少し長く」申請するつもりでおります。
また、とらのあなのイベントタグ、boothのタグ検索結果については、ちょこちょこご案内していきたいと思います。

アンケート企画&投稿企画、ちょっとどういう形がいいか検討してみます。

とりあえずこんなところですかね。
参加いただいた皆様、ありがとうございました。