堀川派+ちょぎ考察本、ひとまず試作版の入稿までいきました。
ということで、未来の自分のために作業環境の記録を残したいと思います。
ひと月先の自分は他人なのです。本業システム屋の身としては日々それを実感しているのです…。
覚書みたいなものなので、なじみがない方には不親切な記事かもしれません。
今回、作成に当たっては以下のソフトを用意しました。
エディタ:eSnippet
WISPIECE.COM - eSnippet -
組版:文庫本作成データ生成ツール・威沙(いずな)
FrontPage - 威沙
表紙、目次、あとがき:Word
歴史の図:Excel
pdfの分割・マージ:CubePDF Page
無料 PDF 結合・分割ソフト CubePDF Page - CubeSoft
全編通してワープロソフトを使わなかった理由はただ一つ。
…ワードが動くパソコン、ほぼ壊れかけなのです。
ついでに、メイン執筆環境の端末は、2万代の容量不足のもので、こちらも不安定。
USBメモリにインストーラないし実行モジュールとデータを突っ込んでおけて、万が一執筆途中でパソコンが壊れても新環境でどうにかなる、ということを優先しました。
eSnippetは、事前に保存先を変えておかないと、ドキュメントフォルダに保存されてしまいます。
それから、新しい環境にもっていくと、やっぱりドキュメントフォルダを最初に見に行って空ファイルを作るので、ドキュメントフォルダ内にできたものを上書き→起動という手順にしないといけなかったです。
文章は、べた書きである程度書いてから威沙用のTNF表記を追加していきました。
テキスト形式でエクスポートすると、章ごとにフォルダができて、中にテキストファイルが生成されます。
これを、お手製のbatファイルを使って、拡張子変換とマージ作業。
tnfで記述するなら拡張子tnfにしてあげないと威沙が認識してくれないのです。
batの中身はこんな感じです。
システム屋にはおなじみなやつですが、テキストファイルの中に書いて、拡張子をbatにすれば動きます。
フォルダ名べた書きなのは意図的。こうしておくと、没にしかけのネタも同じエディタ内に残しておいても邪魔にならないので。
E:
cd E:\makeAllTxt\生成先\0_巻頭
rename *.txt *.tnf
type *.tnf > E:\makeAllTxt\生成先\No0.tnf
cd E:\makeAllTxt\生成先\1_事実関係整理
rename *.txt *.tnf
type *.tnf > E:\makeAllTxt\生成先\No1.tnf
cd E:\makeAllTxt\生成先\2_諸説と不確かな話
rename *.txt *.tnf
type *.tnf > E:\makeAllTxt\生成先\No2.tnf
cd E:\makeAllTxt\生成先\3_周辺トピック
rename *.txt *.tnf
type *.tnf > E:\makeAllTxt\生成先\No3.tnf
cd E:\makeAllTxt\生成先\4本丸に顕現した彼らについて
rename *.txt *.tnf
type *.tnf > E:\makeAllTxt\生成先\No4.tnf
cd E:\makeAllTxt\生成先\5_巻末
rename *.txt *.tnf
type *.tnf > E:\makeAllTxt\生成先\No5.tnf
cd E:\makeAllTxt\生成先\
copy No0.tnf+No4.tnf+No1.tnf+No2.tnf+No3.tnf+No5.tnf all.tnf
copy E:\makeAllTxt\生成先\all.tnf E:\makeAllTxt\allTxt.tnf
拡張子変換したものと、章ごとにマージしたものと、全体をマージしたものを作っていますが、これをやると、威沙で変換かけたときに失敗しても、どこに問題があったか探しやすいです。
ここまでやったら威沙で変換かけるとPDFができます。
実はそのまま生成すると、A5の用紙サイズより若干小さくなったんですが、ふくろうマークから設定画面に行って、紙面サイズを1ピクセルずつ大きくしたらちょうどよくできました。
あとから入れ替えたい頁は、ダミー頁を作っておいたあとで分割して、入れ替えてからマージしました。
これで現行のPDFファイル作成完了。
…最後のは手順的に乱丁発生しやすくなりそうなので、確認とても大事。
追記
試作版を見たら、のど側がかなりつまっていたので、設定を変更しました。
2センチくらいはあけたほうがよさそう。