綴虚堂の日々

ヲタの日常

イラスト原稿から断切り付のPDFファイルを作成する

こちら、うちのアンソロ企画のために作っておりますので、どこでもOKとされるかはわからないものだということはご了承ください。
今回の記事は、普段漫画原稿を作っている方がWindows環境でPDFデータを作成するための手順で、想定しているのは、ちょ古っと製本工房さんや、製本直送さんなど、出来上がりサイズに単純に上下左右3mmずつの断ち切り分を足す(トンボ不要)の印刷所です。

PDF作成ソフトのインストール

事前準備として、プリンタドライバとして稼働するPDF作成ソフトをインストールします。
私はCubePDFを使用しています。
「CubePDF」無料のPDFファイル作成ソフト - 窓の杜
(公式サイトより窓の杜のほうがダウンロードすべきものがわかりやすいので…32bit版と64bit版があります。)

ユーザ指定の用紙サイズ設定

windowsメニューから「設定」を選択します。
f:id:waterseed-crown:20190627102120j:plain

「デバイス」を選択します。
f:id:waterseed-crown:20190627102158j:plain

「プリンターとスキャナー」から「プリントサーバープロパティ」を選択します。
f:id:waterseed-crown:20190627102224j:plain
ここまでの手順は、以前のOSの場合「プリンターフォルダー 」→「ファイル」メニュー →「サーバーのプロパティ」になっています。

「新しい用紙を作成する」にチェックを入れます。
「用紙名」にわかりやすい名前を設定し、「幅」と「高さ」に印刷所が設定する断ち切り分を足した用紙サイズを設定します。
f:id:waterseed-crown:20190627102640j:plain

「印刷」を使ってPDF変換する

事前に断ち切り分を加えて作成した画像を印刷します。
画像編集ソフトから印刷してもよいと思うのですが、筆者のところに入っているpixiaだとなぜかスキマが発生してしまったので、画像圧縮なしのjpgにしています。
f:id:waterseed-crown:20190627103153j:plain

用紙選択の中に、先に指定した用紙サイズが表示されるようになっているので、選択します。
f:id:waterseed-crown:20190627103303j:plain

印刷を押下すると、出力ファイル名などを設定する画面が出てきます。
f:id:waterseed-crown:20190627103525j:plain

今回作成するのはグレースケール原稿のため、「その他」タブのオプションから「グレースケール」を選択し、変換します
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断切りを含めたサイズのグレースケールのPDFが作成されました。
f:id:waterseed-crown:20190627103948j:plain

断切りなし原稿を断切り分追加することも可能

プリンタの設定時に断ち切り分を余白として設定します
f:id:waterseed-crown:20190629093612j:plain

印刷時にその設定を選ぶことで、断ち切りなしの原稿に余白をつけてPDFを作成することもできます。
(余白が均等に見えないのはたぶん私の設定のせい)
余白の位置を指定できるソフトを使うなら、イレギュラーなサイズの原稿を断ち切りありの原稿に変えることもできます。
f:id:waterseed-crown:20190629093641j:plain

ファイルをマージする

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