綴虚堂の日々

ヲタの日常

舞台刀剣乱舞「天伝 蒼空の兵―大坂冬の陣―」

イベントでの上京ついでに行ってきました。今回は合計4回。
ゲーム先行で、一日だけチャレンジした日がマチソワ両方あたって、その時点で別のイベント直前日程のところも一般でとれると知ったので…
今回のステージアラウンド東京は、すごく見づらいという前評判もあったので、見えないと悲しいなという思いもありまして。
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大体この辺でみたよーというのを黄色でポイントしてみました。
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そして実際の見え方について呟いたときの図がこちら。
ただし今回の刀ステ、前半部は舞台を8分割して使っていたので、図で「舞台」としているところは、通常時より狭いです。
(後半は舞台が広くなるわけですけども、見え方とか気にする余裕はなくなってました)
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あと二回については、通路すぐ後ろで見たときと大して変わらないかなという感じ。(中央に人が来たときどの程度隠れるかが変わるくらい)
……もし人から聞かれたら、通常席+サイド席とるようにすすめますね。両方合わせたら全体がわかる可能性高いと思うので。
あと、事前に配信がある場合には配信見ておくことをすすめます。
(元々取り壊されてるはずの劇場ということで、无伝以降に公演があるのかわからないですけども)
ただ、見づらい見づらいといいつつ、あの劇場でなければできない体験というのは間違いなくありますね。
舞台だけのための遠征は正直金銭的にしんどいのですけども、何かのついで遠征で見る機会があればまた行きたい…。

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感想。
これが見たかった、というものをがっつり出していただいた感じ。大満足。
メインとなる刀剣男士方の視点ではハッピーエンド、それ以外の視点で謎と不穏を残しつつ、という感じです。

作中の舞台となるのは慶長十九年の大坂城。豊臣政権の終わりとなる大坂冬の陣
(この場合「おおさか」は大阪ではなく大坂表記でございます)

刀ステの中での時系列は物語冒頭で明かされますが、ジョ伝と悲伝の間。
ただし、できれば虚伝、ジョ伝、悲伝は先に見ておいたほうが楽しめるとは思います。
(基本的に刀ステの物語は、連作作品という感じで、「なんか因縁があるのね」くらいに見ておけば単独で楽しめるものが多いです。今回もその部類ではあるけれど一応)

歴史人物については、基本的には作中情報があれば十分かなと思います。
ただ、大河ドラマ真田丸を見ておくと歴史人物側への没入度は上がります。
(なお私は、最初の観劇時には真田丸を半分くらいまでしか見ていなくて、二度目までの間に残りをレンタルしました)

イレギュラーとして、弥助だけは追加説明があったほうがよいのかな?
弥助は、織田信長に仕えた黒人の武士で、史料上は本能寺の変以降登場しません。
刀ステシリーズにおいては、「信長をあるべき歴史のままに死なせた」刀剣男士に対して強い感情を持った人間として描かれています。

今回、物語の構成は群像劇的です。
刀剣男士たちの目的は歴史を守ること。
弥助たちの目的は豊臣秀頼を「諸説に逃がす」(表向きは死亡としつつも俗説に書かれるような生存エンドへ導く)こと。
豊臣秀頼の目的は、天下人の後継としてふさわしい戦をすること。
徳川家康の目的は、スリリングな戦いの中で自身の幕を引くこと。
それぞれの思惑が入り乱れつつ、物語が進みます。

そして今回、「後世で語られる歴史」の話と、その印象と異なるもの(実体であれ創作であれ)の対比という形が繰り返されました。
真田十勇士がいるのかも」と「それは物語の中だけ」
戦好みの家康というイレギュラーな人物像と「鳴くまで待とう」
そして後世で語られる歴史を口にするのは今回の出陣メンバー中、唯一この時代にはまだ打たれていない加州清光
この構図にものすごくぐっときました。

大体、真田「幸村」ではなく「安房守の子左衛門佐信繁」ですよ…
土台はあくまで物語ではなく史実なのだというのが見えます。

まあその中で、しかみ像の脱糞ネタを語るのは?となる部分がなくもないけれども…まあ、よく考えたらあの出陣メンバー、家康のその時代を知ってる子いませんし、ありといえばありなのかも…?

「間に合った」
繰り返される一言が、とても印象的でした。

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真面目なのはここまでにして、あとはヲタヲタしい感想を。

本筋と別のところでわちゃわちゃっとしてる日替わり、めちゃ可愛かった!
私が見たのはこんな感じ。
(その前のときはあんまり記憶がなく…)
―――――
3/27昼
清光の爪の場面
清光の手首を国広がむんずとつかんでしげしげと見つめる→清光が振り払う→国広が清光の背をはたく→清光がやり返す
険悪さとかはないの。きゃいきゃいやってる感じが…とても可愛い。
――――
太閤左文字劇場
ずお側あまり見えず…
おしおきはデコピンでした。
反対側、清光がボンボンを骨喰に渡そうとして手で制止されてるのは見えた。
――――
3/27夜
爪の場面
国広が縄を宗三の丸太と交換→清光の腕の中に丸太差し込む→よろけつつ受けとる清光→国広はずだ袋抱えて退場しかけ→清光、丸太の端でわざと国広の背をつつく
――――
太閤左文字劇場
踊り出す兵士をながめるずお。途中で片方のボンボンを奪い、兵士の振りをながめながら一緒に踊り出す→国広介入。多分ボンボンはぽいってしてた→兵士、はしってきてポンポンを国広に渡そうとするが拒否。(中略)ラスト兵士の隣でボンボンなしでがっつり踊るずお→引き離す国広
今回のおしおきは軽いチョップ
――――

私の最推しは山姥切国広なんですけど、今回は清光にやられました。

ミュのほうの清光は、きゃるんとした黒猫ちゃんじゃないですか。「俺可愛いでしょ?」って感じの。
そっちはそっちで最高に可愛いのだけども、まったく別種の魅力が。
ステの清光は間違ってもネコチャンじゃないですね。
狼あたり?色気と獰猛さがものっそい美人さん……

真剣必殺のあとの清光、殺陣の中でシャツが半分くらい脱げかけて、ぐるっとまわるときには腕にかろうじてひっかかってるだけになったりとかしてるのを初めて見たときにはちょっと混乱しましたよ。
これ見ちゃまずいんじゃ?って感じがすごくて…

色々ごちそうさまでした。


それにしても、だいぶ作品数増えましたね…
パッケージ並べると壮観…
(画像は、アマゾンアソシエイトを使用して出してます)