綴虚堂の日々

ヲタの日常

刀ミュ「江水散花雪」

刀ミュ「江水散花雪」
今回は、初日配信+豊橋2日目夜の現地観劇をしました。
以下、バレも含まれてるので、ご承知置きください。

セットの格子がわざと斜めにできているので、平衡感覚がおかしくなってくるのがおもしろくも気持ち悪い。

小学生みたいな喧嘩をする大包平と南泉一文字、茶々をいれる小竜。
なんというか、南泉君、事前のビジュアルだと、ヤンキータイプかなと思ってたんですけど、この南泉君は中猫さんって感じ。
ガラ悪いけど可愛い。
と思っていたら、後に印象は子猫ちゃんに変わりました…
こう、ステのにゃんくんは「ぶにゃー」って可愛くない鳴き方しそうなところが可愛いタイプのネコチャンじゃないですか。
ミュのにゃんくん、みーみー鳴いてそうな感じがする…
ミュの清光君は自分の可愛さ理解してる黒猫ちゃんだけど、にゃんくんは自分がどんな風なのかもわかっていない子猫ちゃん…

あと、事前のビジュアルだと山姥切国広でっかわタイプかなと思ってたんですよ。大型犬の子犬ちゃんかなって。
違った。立派な大型犬の成犬。圧倒的な強者。
本丸の古参という立ち位置なんですが、説得力のある殺陣とお歌でした。

顕現して日の浅い三振の遠征任務中、敵の攻撃によって「家督を継いだばかりの井伊直弼吉田松陰が出会う」というあり得ない出来事が発生、山姥切国広たちはそのサポート役として同じ時代に向かいます。
山姥切国広は、サポート役といっても、丁寧に導くタイプではなく、好きなようにやらせて万一のときにはカバーしてやるというタイプ。
事態が動くまでは遠征部隊に接触すらしないし、接触しても簡単な言葉を残した以外は遠征組の自主性に任せる感じ。
敵の狙いがわからないまま様子を見ていると、事態はどんどん動いていきます。

初見では、中盤くらいまでは、堅実だけどそこまで好みじゃないかなと思っていたのですが、一旦ラストまで見ちゃうと、何度も見返したくなる作品でした。

ええじゃないかの神符代わりに浮世絵が宙を舞った場面でぞわっとしました。
公演がスタートした豊橋は、(実際にどうかはともかく)「ええじゃないか」発祥の地をうたって祭りとかやっている場所なので。
(そしてその祭では不気味なお面のイメージも強くてですね……最近どうなってるかは知らないけども)

所作で好きなのは、山姥切国広が、布で刀身を拭ってから、ゆがみがないかを検分して、ゆっくりと納刀するところ。
敵だらけの中でそんなことをする余裕と、万全の状態を保つ慎重さが見えて、歴戦の強者っていう感じがあっていいなと。
(鑑賞系で適当な布で刀身に触れるのは絶許ですけど、居合系だと普通にやります)

言葉足らずの国広君に対する大包平の「わからん!言葉にしろ!」は、最高でした。よく言ってくれたよ。

「上から見ているつもりはない。対等な上で俺が上だ。……今は、まだな。早いところ俺なんか超えてしまえ」
このセリフに見える自負と卑下のバランスにもぐっときました。
自分を大したことないと思いつつ、他の刀に対するめっちゃ高いハードルと化すスパルタ教官…

にゃんについてはちょっと複雑に思う部分もありましたが、終盤の表情の変化はとても素敵でした。
複雑だったのはまあ、このあたり
https://twitter.com/waterseed_upd/status/1488155927903555589
でもね、ほんとのラストシーンで「ん」ってするところとか最高だった…

兼さんは、過去作の土方さんに寄せた感じなのかな?
べらんめえ度と、包容力がすごく上がってる感じ。

肥前君、ガラ悪いけどいい子だわね。
小竜君は、自分で歌う通りキュート。

キャスト皆に力量の安定感があって、ストーリーに集中できるよい作品でした。

あと、歌の伴奏で、歌と全然違うメロディが流れるタイプの曲が好きなので、ぐぐっとくる曲も多数。

二部のほう
まんばちゃんのバックスタイル見て撃沈…
燕尾じゃないですか…あの本丸のまんばちゃんが、戦装束で燕尾を着れるようになるといいなあなどと本編に思いを馳せたり…
(あの子、今のメンタルだと修行に行かなさそうなので…次回作以降楽しみにしてます)

そして二曲目で上着を着たにゃんくん
白ジャケ!
格好いいと思いつつ、なんか可愛い。
よく見ると、小竜君のジャケットは絞ったシルエットだけど、にゃんくんオーバーサイズっぽい作りしてるんですね。
おにいちゃんたちのジャケット借りたのかなって風情の。

あと、第三形態の小竜君とにゃんくんの衣装可愛くていいですね。
お祭りでああいうお嬢さんたちいそうな感じで。
(インナー着込んでるからそう見えるのか…?)

ディレイがもう終わっちゃうのがほんと残念…
次の配信が楽しみです。