綴虚堂の日々

ヲタの日常

ミュージカル刀剣乱舞「三百年の子守唄」(再演)

ライブビューイングで見てきました。
雑感しかなくネタバレ配慮もありません。嫌な方はおひきとりください。
思いつくまま書くので、必ずしも劇中の順序ではないです。
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まず…「三河」と「岡崎」の地元アクセントありがとうございます。
初演のときには若干ひっかかる部分もあったんですが、今回は全くなく、お話に入りこめました。

物吉くんの子、だいぶ力量あがったのがとてもよくわかります…お歌心配せずに聞けるし、殺陣もちゃんと攻撃してるように見えるようになって…。
(自分が居合やってたときに言われてたんですが、初演時の彼「型は覚えていても切れていない」状態だったと思うので…)
音響的なもので他の子の声が安定していない場面はあったんですけど、多分円盤化で調整したら気にならなくなるんじゃないかな。

今回、村正ちゃんの印象が全然別物ですね。
初演のときには冒頭うたいだしたのを見て、マクロスFシェリルっぽい子がいるとか思ったんですが、今回はその印象なかったですね。
(初演のときにそう思ったのってなんでだろう…高音の出し方とか、色気を見せつけるような所作とかかなぁ…)
コミカルさと表面的なわかりやすいセクシーさは減ったけれど、深みのある妖しさが出てとても素敵…

にっかりさんも、「ひとでないもの」らしさが増して、こちらも方向の違う妖しさが。

そして演出の変更で、初演だとちょっと抽象的だった場面が、どういうシーンなのかとてもわかりやすくなってますね。
例えば冒頭の、襲撃された岡崎城とか、石切丸が戦いの最中に心そこにあらずとなってしまう場面とか。
 
初演のライビュ見たときには意識してなかったんですが、家康公の生誕って天文十一年の十二月二十六日とされてるわけで…冒頭のあの赤子、最大でも生まれて数日以内ってことになるわけですよね…。

赤子を背負いながら鍛錬して泣かれちゃってる蜻蛉さん、とてもかわいいのだけれど、初演のときにどなたかの感想で見かけた「まさか蜻蛉さんの知る忠勝公は、稲姫をあのように育てたのでは」という発言が頭をよぎって、さらにアドリブだと思うんですけど「泣きたいのは俺のほうだ」というようなセリフもあってめちゃくちゃ笑ってしまいました。

今回の大倶利伽羅は、格好いいんだけど同時にちょっとかわいい…。
個人的なイメージは黒い柴犬です。懐かせるまでが大変なタイプの子。

家康にまつわる風説の一部である村正が家康の風説を語るという構図がとても面白いと思っていたので、そのあたりの台詞が減ったのはちょっと残念に思いつつも、確かにそこの台詞がないほうが場面的にすっきりするんですよね…。

村正の殺陣で、敵の刀を歯で受け止めるところのすごみが…!
家康から身を隠して動き回るコミカルな姿との落差が本当に…!

他の方々もおっしゃっていたけれど、石切丸が信康を切れないと分かったとたんに動き出す村正が…
確かに君が斬れば「村正の刀で介錯した」が成立するものね…

検非違使戦の石切丸は、力に振り回されてる感強くなりましたね…
そしてその所作が振り回され方が、阿津賀志山で刀の力に振り回された義経主従を思い出す動きなのがまた…。
その力に従ってはいけないという感じが増した気がします。

実は二部はあんまり記憶がありません。
今回初めてペンライト持ち込んだんですが、平行作業苦手な身でして…
ライト振るのと見るのとでリソース一杯で記憶まで回らなくてですね…
普段和装や詰襟の子たちのタイ姿は新鮮で素敵でした…

ライビュ最後の御挨拶で、満面の笑顔の大倶利伽羅がいた衝撃…
えー…慣れ合わない度高すぎて、戦い終わったらご挨拶待たずに現世の体から出て行っちゃいました?可愛いけれど(笑)

ひとまずはそんなところで。
円盤化されたら改めて書き直すかも。